フィジー研修

フィジー語学留学プログラム

フィジーの語学学校で英語の集中研修を行います。土曜日と日曜日にはフィールドワークを通じて、現地の文化や貧困問題を中心としたフィジーの課題について学びます。このプログラムは、持続可能な社会の実現に向けて自分ができることを考え、自分の生き方を見つめ直す機会を提供することを目的としています。

令和6年度には、中学校2年生から高等学校1年生までの15名が参加しました。

ラウトカマーケットツアー

ラウトカマーケットツアーでは、地元の人々が販売している新鮮なフルーツや野菜を見て回りました。その後、市場で働いている方々にインタビューを行い、さまざまなお話を伺うことができました。特に、フレッシュなパイナップルがとても美味しかったです。

高校訪問(タッチラグビー)

現地のBaPro高校を訪問しました。高校生たちがタッチラグビーのルールや注意点を教えてくれ、その後すぐに一緒にプレイしました。スポーツやお菓子を通じて交流することで、あっという間に仲良くなることができました。言葉が完全には通じなくてもコミュニケーションができること、その喜びを実感しました。

教会訪問

教会訪問では、お祈りをしたり、讃美歌の斉唱を聴いたりしました。フィジーには多くの宗教があり、人々はそれぞれの信仰を大切にし、自分たちの「形」でお祈りをしています。

FRIEND訪問

FRIENDという村を訪れました。ここでは、有機栽培にこだわった野菜や果物が育てられ、すべて手作りの製品が販売されています。地元の方々がそれらに込める思いや自然を大切にする気持ちに、心を打たれました。

VIO島訪問

VIO島では、ゴミ拾いやマングローブの植林などのボランティア活動を行いました。生徒たちからは、「子供たちのおもてなしが素晴らしかったこと、現地のリアルな生活を体感できたこと、地元の人との交流を通じて多くのことを考えさせられた」という声が寄せられました。

異文化体験

異文化体験では、午後のクッキングクラスで、それぞれの地域の食事を作り、交流を深めました。「おもてなし」の心を持って相手に接することの大切さは、日本とフィジーで共通しており、料理を振る舞うことでその思いを表現することができました。

大学訪問

大学訪問では、現地のFiji National University(FNU)を訪れました。図書館やシアター、講堂、寮などの施設を実際に見学しながら、キャンパス内を紹介していただきました。また、どのような学部があるのか、それぞれの学部についても詳しく説明していただきました。

参加生徒の振り返り

VIO島でのボランティアで、現地の人々、土地の空気感を感じることができ、実際に起こっている問題に目を向けることができたため非常に満足している。

初めはきちんとした文法で話さないと海外の人とは話すことができないと考えていた。そのため海外で英語を使うような仕事に就くには私は自信がなかった。しかし、今回の留学を経て、大事なのはコミュニケーションを取ろうとする気持ちだとわかったため、英語を使う職業への選択の幅が広がった。

留学を通して、圧倒的な語彙力のなさを感じた。伝えようと思えば伝わらないこともないが、より上級な言い方をしたり言い回しを知っていたりすると、より相手に伝えやすいと思う。今後は継続的に話す練習と、語彙力を増やしていきたい。

留学を通して、圧倒的な語彙力のなさを感じた。伝えようと思えば伝わらないこともないが、より上級な言い方をしたり言い回しを知っていたりすると、より相手に伝えやすいと思う。今後は継続的に話す練習と、語彙力を増やしていきたい。

ホームステイ先に、知らない男の子がいて、家の施設を使っていた。ホストファザーに誰かと聞いたら、知らない子のようだった。道を歩いていて、人とすれ違う時に挨拶をしたら、話しかけてくれて、少し仲良くなった。これらの経験は、僕が排他的な考え方になっていることを気づかせてくれた。

今回のプログラムを通しての学びとしてはたくさんの人との繋がりと今を大切にすることと英語力を磨いてもっと海外の人の考え方や視点を知りたいということ。
VIO島の子どもたちは、今ある環境下で楽しそうに過ごしていた。それにすごく刺激をうけ、大事なのは環境の質ではなく今置かれている環境下でどれだけ充実させるかということを学んだ。そして何より今後海外大学へ進学して一人で生活しても困らないほどの英語力を身につけたいと英語へのモチベーションも向上し、もっと海外の人と話したいと思った。