セブ研修

セブ研修

G7・G8の生徒19名が、令和6年7月29日(月)から令和6年8月11日(日)の2週間、フィリピン・セブ島にあるサンホセ大学附属高校で研修に参加しました。
この研修では、マンツーマンの英語レッスンや現地の授業参加、さらにはボランティア活動など、さまざまな体験を通じて学びを深めました。

マンツーマン英語レッスン

フィリピンでの英語レッスンでは、現地の先生と1対1でじっくりと学びました。
教科書を使って基礎から応用まで幅広く学ぶことで、次のような成果を得られました。
○発音やイントネーションを先生の発音にならって練習し、ネイティブに近い表現ができるようになりました。
○よく使われる言葉の意味を、状況に応じて正確に理解する力が向上しました。

マンツーマンでの密度の高いレッスンは、生徒たちの自信を大きく高める貴重な経験となりました。

サンホセ大学附属の生徒と交流活動

セブ研修中、サンホセ大学附属高校の生徒たちとのさまざまな交流活動を行いました。
初めは緊張していた生徒たちも、時間が経つにつれて積極的にコミュニケーションを取るようになり、充実した時間を過ごすことができました。

【1回目の交流:フィリピンの遊び体験】
最初の交流では、フィリピンの伝統的な遊びを一緒に楽しみました。初めはお互い緊張していましたが、遊びを通じて少しずつ打ち解け、自然と笑顔があふれる時間となりました。

【2回目の交流:キリスト教の式典に参加】
次の交流では、キリスト教の式典に参加し、フィリピン文化を学びました。
HiGAの生徒たちは、真剣に式典に臨む姿勢を見せ、終了後には現地の生徒たちと積極的に写真を撮るなど、良い形でチャレンジできました。

【3回目の交流:授業体験】
最後の交流では、サンホセ大学附属高校の実際の授業に参加しました。授業はすべて英語で行われ、内容は高校生レベルとあって難しい部分もありましたが、生徒たちは最後まで真剣に取り組みました。

【昼休みの交流:打ち解けるきっかけに】
昼休みには、フィリピンの手遊びをしたり、自由に会話を楽しんだりしました。初めはお互い緊張していて、話しかけるのが難しい様子でしたが、時間が経つにつれて自分から積極的に声をかける生徒も増え、より楽しい交流の場となりました!

最終プレゼンテーション

セブ研修の集大成として、サンホセ大学附属高校の卒業式で、HiGA生一人ひとりが3分間のプレゼンテーションを行いました。
このプレゼンでは、フィリピンでの学びや体験をもとに、自分が感じたことを英語で発表しました。厳しいスケジュールの中でも、何度も練習を重ね、準備を整えて本番に臨みました。

【本番のプレゼンテーション】
当日は、マンツーマンレッスンの先生やサンホセ大学附属高校の生徒たちが見守る中、一人ずつステージに立って発表しました。発表のテーマは多岐にわたり、それぞれの学びを共有する良い機会となりました。

【卒業式でのサプライズダンス】
卒業式の最後には、HiGA生からの感謝の気持ちを込めて、サプライズダンスを披露しました。突然のパフォーマンスに、サンホセ大学附属高校の生徒たちや先生方も驚きながらも楽しんでくれ、会場は大きな拍手と笑顔に包まれました。

スラム街フィールドワーク

研修の一環として、フィリピンのスラム街を訪れ、現地の状況を学ぶフィールドワークを行いました。見学中には、地元の人々との交流やインタビューを通して、現地の生活や課題について深く理解する機会がありました。

【現地の状況とインタビューからの学び】
スラム街では、治安が悪く、違法ドラッグなどの犯罪が身近に存在するという厳しい現実を知ることができました。特に、子どもがいる家庭では、安全確保に細心の注意を払う必要があることがインタビューを通じてわかりました。
また、政府からの支援はほとんどない一方で、民間の支援団体が月に2〜3回、炊き出しなどの支援活動を行っていることも確認できました。

【学びとこれからの取り組み】
今回のフィールドワークでは、自分たちと異なる環境で生活する人々について学ぶとともに、自分たちに何ができるのかを考えるきっかけとなりました。現地の人々との交流を通して、問題を「知る」ことが支援の第一歩であることを実感する良い経験となりました。

孤児院ボランティア

セブ研修の9日目には、孤児院を訪問し、子どもたちとの交流を深めました。到着後、オリエンテーションが行われ、さまざまなアクティビティを通じて心温まる時間を過ごしました。

【オリエンテーションとダンス交流】
オリエンテーションでは、子どもたちが元気いっぱいの歌やダンスを披露してくれました。そのパフォーマンスは、力強くリズム感にあふれており、私たちも自然と手拍子をしたり、動きを真似して一緒に踊ったりしました。
ダンスからは、彼らの楽しさや感情の豊かさが伝わり、その瞬間を共有できたことが大きな喜びとなりました。
続いて、広島叡智学園の生徒たちも、スポーツフェスティバルの応援合戦のダンスを披露しました。A組とB組に分かれてダンスバトル形式で行い、子どもたちにも楽しんでもらえたことで、私たちも嬉しく、充実感を感じました。

【スポーツを通じた交流:バレーボール】
その後は、子どもたちとバレーボールを楽しみました。スポーツという共通の活動を通じて、お互いの距離を縮め、心を通わせることができました。
この経験を通じて、言葉だけではなく、スポーツやダンスなど多様な方法で交流できることに気づくことができました。

ゴミ山フィールドワーク

私たちは、セブのゴミ山を訪れ、現地の暮らしについて学ぶフィールドワークを行いました。ゴミ山の周辺には多くの家が立ち並び、そこで生活する家族たちの姿を目にしました。

【ガイドからの問いかけと気づき】
見学中、ガイドの方から次のような問いかけを受けました。
「なぜ彼らはゴミ山の近くに住んでいるのでしょうか?」
私は、**「新しい土地に引っ越すための資金がないからではないか」**と考えました。しかし、ガイドの方の答えは私の想像を超えるものでした。
「彼らはここに住みたくて住んでいるんです。」
この一言に、私は大きな衝撃を受けました。
ガイドによると、彼らはゴミ山から再利用できる資源を回収し、それを売って生計を立てています。意外なことに、その収入はフィリピンの平均的な収入の約2倍になるそうです。だからこそ、彼らはここでの生活を選び、この場所に留まっているのです。

【住民との交流:幸せの形】
ゴミ山の近くに暮らす家庭の一つを訪問した際、あるお婆さんが次のように語ってくれました。
「ご飯が食べられて、家族が生きていてくれること。それが私の幸せです。」
その言葉から、私たちは生活の豊かさや幸せの感じ方が、経済的な豊かさだけではないことを改めて実感しました。
このフィールドワークを通じて、私たちは異なる価値観や幸せの形について学ぶ貴重な体験を得ることができました。「彼らはここに住みたくて住んでいる」というガイドの言葉が示すように、何気ない日常の中にも、人それぞれの選択と幸せがあることを考えさせられました。
これからも、この経験を胸に、自分たちにできることや支援のあり方について、考え続けていきます。

市内観光

研修の合間の休日には、セブ市内観光を楽しみました。普段の学びとは一味違った体験ができ、フィリピンの文化や街の魅力に触れる良い機会となりました。

【午前:サントニーニョ教会を訪問】
最初に訪れたのは、セブで有名なサントニーニョ教会です。ここでは、赤い蝋燭を使ったお祈りを目にし、日本ではあまり見られない伝統的な祈りの風景に触れることができました。フィリピンの人々の信仰の深さを感じる貴重な体験となりました。

【午後:アヤラ センター セブでのショッピング】
午後は、アヤラ センター セブ(Ayala Center Cebu)へ向かいました。
広大なショッピングモールの規模に驚き、途中で迷いそうになる場面もありました。お店の数が多すぎて欲しいものを見つけるのに苦労するなど、日本とは違った買い物体験を楽しみました。
それぞれが、フィリピン料理を味わったり、普段見かけないものを買ってみたり、モール内のアクティビティを満喫しました。買い物を通じて、フィリピンならではの文化や日常を感じることができた一日でした。

アイランドホッピング

研修の中で楽しみにしていたアクティビティの一つ、アイランドホッピングでは、セブの美しい自然を存分に楽しみました。

【美しい海での遊泳】
透明度の高い海で泳ぐ際は、ライフジャケットを着用し、安全に配慮して楽しみました。海の中にはたくさんのカラフルな魚たちが泳いでおり、その景色はまさに絶景でした。
さらに、船首から思い切って海に飛び込むこともでき、初めての体験にみんな大興奮。仲間同士で声を掛け合いながら楽しむことができ、思い出に残る時間となりました。

【船上での食事】
アイランドホッピングでは、海を楽しむだけでなく、船の上での食事も魅力の一つです。船内には、スナック菓子やご飯、焼き鳥などさまざまな料理が並び、みんな嬉しそうに味わいました。仲間たちと一緒に海風を感じながら食べる食事は、いつも以上に美味しく感じられました。

リゾートホテルのプールでリフレッシュ

研修の合間には、リゾートホテルのプールや美しい海でリフレッシュする時間も楽しみました。

【広大なプールと絶景の海】
ホテルには、大きなプールや遊泳可能な透き通った美しい海があり、日本ではなかなか見ることのできない絶景が広がっていました。青く広がる海と心地よい海風のおかげで、それまでの疲れも吹き飛び、心からリラックスすることができました。

【フレンドリーな出会い】
リゾート滞在中には、フレンドリーなフィリピンの方々が話しかけてくれる場面もあり、楽しい交流を楽しむことができました。自然な会話を通して、フィリピンの人々の温かさを実感する良い機会となりました。