インドネシアリーダーシップ研修

インドネシアリーダーシップ研修

この研修は、インドネシア共和国を訪問し、現地校での交流や対話、世界遺産フィールドワーク等を通じて、多様な価値観や視点を理解し、平和で持続可能な社会づくりに向けて自己の生き方や今後の取組を考える機会とすることを目的としています。
令和7年度は、中学校2年生から高校1年生までの10名が参加しました。

現地校での交流

ラモンガン市の現地校では、伝統的な衣装での歓迎式典や舞踊、楽器の演奏といった温かいもてなしを受け、インドネシアの文化を肌で感じることができました。折り紙・日本語講座やバレーボールやバスケットボールなどのスポーツ交流、日本語・英語での合唱、伝統楽器の演奏体験など多岐にわたる活動を行い、交流を深めました。
今後も学校間での交流を継続し、互いの文化を尊重しながら国際的な視野を広げていきたいです。

現地の生活・文化

独立記念式典への参加やモスク訪問、現地家庭への訪問、さまざまな場所での対話を通して、インドネシアの人々の国を大切にする想いや宗教と密接に結びついた生活・文化を体感することができました。また、Soto Lamongan や Nasi Gorengといったインドネシアの伝統的な食文化も楽しみました。
今回の研修を通して、「平和とはどのようなものか」「自分たちとは異なる文化を受け入れていく上でどのようなことが大切なのか」「私たちは日本の文化を十分に理解し、他者に伝えることができているのか」といったことについて、改めて考えるきっかけにもなりました。

バリ島フィールドワーク

バリ島では、独自のリズムと統一感のあるダンスやストーリーが魅力的なケチャックダンスを鑑賞しました。
また、ヒンドゥー教の伝統的なお供えの飾りであるチャナンやグボガン作りを体験したり、世界遺産の寺院を観光したりするなど、ジャワ島とは違うバリ島独自の文化を十分に学び、満喫しました。

参加生徒の振り返り

研修に参加したことで、自分の価値観や視点が大きく広がりました。これまでは自分の身の回りの社会だけを基準に物事を考えることが多かったのですが、異なる文化や宗教観に触れることで、多様な価値観を尊重しながら生きることの重要性を強く意識するようになりました。今後の進路についても、国際的なつながりを持つ仕事や、多様性を重んじる分野に関わりたいという思いが強まり、自己の生き方としても「他者の立場に立って考える」ことを軸にしていきたいと思うようになりました。

このインドネシアでの経験を通し、新しく学んだこと、経験したことが増え、自分の視野を広げることができたと感じています。今後もさらにいろんな場所を訪れ、自分の知らない世界を見てみたいという気持ちが強まりました。また、自分の将来がどんなものになるのかがとても楽しみになり、意欲的になることができました。今後もインドネシア研修で得たチャレンジ精神とコミュニケーションの姿勢を忘れず、学校生活や課外活動に積極的に参加したいと考えています。また、どんな場面においても、周りの人を巻き込めるようなリーダーを目指し続けたいです。