広島県⽴広島叡智学園中学校・⾼等学校ご支援のお願い

校長挨拶

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広島県立広島叡智学園中学校・高等学校のホームページを御覧いただきまして、誠にありがとうございます。

HiGA(ハイガ:Hiroshima Global Academy)は、令和6年度(2024年度)、中学校3学年、高等学校3学年の計6学年がそろう完成年度を迎えました。これまで以上に生徒、教職員全員が一丸となって「学びの変革」をさらに推進してまいりますので、引き続き、温かい目で見守っていただきますよう、よろしくお願いいたします。

 

さて、本校は、「社会の持続的な平和と発展に向け、世界のどこにおいても地域や世界の『よりよい未来』を創造できるリーダーを育成する」ことをビジョンに掲げ、平成31年(2019年)4月に開校した全寮制の併設型中高一貫教育校です。

 

本校に中学校から入学した生徒は、広島県はもとより、北は北海道から南は沖縄県まで全国から集まってきています。さらに、高等学校から入学した生徒は、メキシコ、ウガンダ、インド、ガーナ、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、イタリア、スウェーデン、中国などの国籍を有する生徒やこれらの国で就学した経験がある留学生等が在籍しています。こうした全国でも類を見ない多様なバックグラウンドを持つ生徒が集まっている環境の中で、生徒たちは「グローバルな視野」と「地域に根ざした心」の双方を大切にし、お互いに刺激し合いながら成長していることを実感しています。

 

本校の大きな特徴は、IB(International Baccalaureate)の教育プログラム(MYP:Middle Years Programme、DP:Diploma Programme)の認定校として、このプログラムを主なツールとした探究的な学びを推進しているところにあります。開校から5年間、本校ではMYP(中学校1年〜高等学校1年12月)の教育実践に磨きをかけるとともに、DP(高等学校1年1月〜高等学校3年)のタフな学習に懸命に取り組む生徒を、今日まで教職員全員が情熱をもって全力で支えてきました。本年度は、いよいよ1期生がこれまでの学びの集大成として、希望する進路の実現に向けて、挑戦することとなります。一人一人が歯を食いしばって頑張ってきた努力の成果が、大きく実を結ぶことを心より願っています。

 

そして、もう一つの特徴は、生徒の心と身体の成長を土台から支えている寮生活です。今後も、中学校1年から高等学校3年までの異学年と、留学生等を含む多国籍の集団による異文化の共同生活によって、学年や文化の壁を越えて支え合い、共に学び、安心・安全な生活を送ることができる寮となるよう、教職員、寮職員が力を合わせて生徒たちの生活をしっかりと支えてまいります。

 

広島叡智学園中学校・高等学校は、本年度も、変化が激しく先行きが見通せない社会において、たくましく生き抜き、地域や社会の「よりよい未来」を創造できるリーダーの育成を目指して、学習を支えるIBを用いた探究的な学びと、生活を支える異学年・異文化の寮生活の両輪で、生徒をしっかりと磨いてまいります。引き続き、本校の教育活動に御理解をいただきますとともに、御支援・御協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

令和6年4月1日

広島県立広島叡智学園中学校・高等学校

校長 福嶋 一彦