広島県⽴広島叡智学園中学校・⾼等学校ご支援のお願い採用情報

校長挨拶

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広島県立広島叡智学園中学校・高等学校のホームページを御覧いただきまして,誠にありがとうございます。

本校は,「社会の持続的な平和と発展に向け,世界のどこにおいても地域や世界の『よりよい未来』を創造できるリーダーを育成する」ことをビジョンに掲げ,平成31年(2019年)4月に開校した全寮制の併設型中高一貫教育校です。本年度,開校から5年目を迎え,中学校1年から高等学校2年までの5学年となり,生徒数も200名を超える規模の学校となりました。

本校中学校で学ぶ生徒は,広島県はもとより,北は北海道から南は沖縄県まで全国から集まってきています。さらに,高等学校では,本校中学校から進学した生徒に加え,アメリカ,メキシコ,ウガンダ,インド,ガーナ,フィリピン,オーストラリア,ニュージーランド,イギリス,イタリア,スウェーデン,中国の国籍をもった生徒や,これらの国に居住した経験がある留学生等を加え,全国でも類を見ない多様性溢れる学習環境・生活環境があります。 こうした学習環境・生活環境の中で,「グローバルな視野」と自然豊かな大崎上島町の「地域に根ざした心」の双方を大切にし,さらなる挑戦心を持ちながら,主体的に学び続けることのできるラーニング・コミュニティを,これまで以上に高いレベルで形成することを目指して,生徒・教職員が一丸となって取組を進めているところです。

本校の大きな特徴は,IBの教育プログラム(ミドル・イヤーズ・プログラム(MYP)及びディプロマ・プログラム(DP))の認定校として,このプログラムを主なツールとした探究的な学びを推進しているところにあります。開校から4年間,MYP(中学校1年〜高等学校1年12月まで)の実践に,全教職員が一丸となって努めてまいりました。その間,生徒たちは努力を重ね,例えば,「令和4年度広島県高校生科学オリンピック」において金賞を取得して,「第12回科学の甲子園全国大会」に出場したり,文部科学省主催の「オーストラリア科学奨学生プログラム」に全国枠10人の1人に選ばれ,シドニー大学の講義等に参加したりするなど,探究的な学びの成果が現れつつあることを嬉しく思っています。そして,高等学校1年の生徒は,令和5年1月からDP(ディプロマ・プログラム)が始まり,これまで以上のタフな学習に,若さと情熱を持って全員で取り組んでいるところです。

もう一つの特徴は,生徒の心と身体の成長を土台から支えている寮生活です。今後も,中学校1年から高等学校2年までの異学年と,留学生等を含む多国籍の集団による共同生活によって,学年や文化の壁を越えて支え合い,共に学び,安心・安全な生活を送ることができる寮となるよう,教職員,寮職員が力を合わせて生徒たちの生活をしっかりと支えてまいります。

広島叡智学園中学校・高等学校は,変化が激しく先行きが見通せない社会において,逞しく生き抜き,地域や社会の「よりよい未来」を創造できるリーダーの育成を目指して,学習を支えるIBを用いた探究的な学びと,生活を支える異学年・異文化の寮生活の両輪で,生徒をしっかりと磨いてまいります。引き続き,本校の教育活動について御理解をいただきますとともに,御支援・御協力を賜りますよう宜しくお願いいたします。

令和5年4月1日

広島県立広島叡智学園中学校・高等学校

校長 福嶋 一彦